子どもの家では、子ども達が主体的に活動できる「自由」が保障されています。誰からも強制されたり支配も拘束もされずに、自分のしたい事をしたいだけすることが許されています。
自分で選んだ教具を使って集中活動を繰り返すことで、自分で自分の人格を形成していきます。
子ども達は教具を使って作業する中で、優れた人格者として心身諸能力を発達させます。
それとともに、教具は物事の本質を紹介する役割になっています。

モンテッソーリ教育での「自由」は、規則の中にある自由であり、責任が伴います。
例えば、教具は一組ずつしかありません。
自分が使いたい教具を先に誰かが使っている時は、それが終わるまで待つという規則があります。
共同生活では、自分の思い通りにならない状況もあるという事を教具を通して学んでいきます。
集団(社会)生活を円滑に送るためには、ルールを守らなければなりません。
自発的にルールを守ってこそ、集団(社会)の秩序が保たれ、自由な生活ができるのです。